田久保　諭の常夏（とこなつ！）BLOG

先週、新奥武山球場「沖縄セルラースタジアム那覇」で行われた巨人ＶＳ阪神のファームの交流戦。
球場見学も兼ねて僕も足を運んだ。


球場は真新しい建物の匂い。
通いなれたいつもの球場よりもワクワク。
心なしか歩く背筋も伸びる。


はじめての記者席。
新球場の記者席から見るグラウンドは少し高く僕の腰くらいの位置。
自分が半分くらい埋まっているような感覚に陥る。


椅子も背もたれ部分が長く「上等！！」
これに座ってスコア付けていたら眠くなる可能性大だな。
そして、いよいよ、スタンドへ…


幅の広い階段を上り、スタンドへと続く長いトンネルのような通路を抜けると、
一気に視界が広がる。





弟が高校球児だったころ、応援に通った球場を思い出す。







視界が開けたその下では、カクテル光線を浴び、グラウンドでプレーする選手の姿。


まるでライブのステージのように照らされているグラウンドは暗がりに浮かぶ、光の島。




そこでプレーする選手の１プレー,１プレーに内野スタンドを埋め尽くした野球ファンが呼応する。


はじめて見たプロ野球の試合よりも感動した。



通い慣れたファンが楽しむリーグ戦の１試合じゃなく、
真新しい球場で間近に見るヒーローたちの真剣勝負に、
皆、子どものように野球を楽しんでいたからだと思う。


ファールボールがバックネットを越えるたびに右へ左へ走る野球少年。


僕の横に座り、ベテラン記者のように黙って試合をみつめ、僕のポテトを食べる少年。


僕の方を向き、野球とは関係のない話題をふってくる少年。


みんないい顔。






球場の持つパワー、野球の持つパワーの凄さを改めて感じた。
やっぱりプロ野球は屋外のナイターに限る！と僕は思う。


それとビールがあればなお最高。